大量の廃油は法律に基づいて正しく処理を行おう

不純物を取り除けばOK!廃油はリサイクル可能

大量の廃油は法律に基づいて正しく処理を行おう

工場

廃油が出る最大の原因

産業廃棄物には、ガラスやコンクリート、金属片など様々な種類がありますが、中でも処理が困難だとされているのが廃油です。廃油は可燃性があることから、産業廃棄物の中でも特に処理に気を使う必要がある廃棄物だといえます。石油製造の過程で発生することの多い廃油ですが、他にも香料製造や衣料品製造、科学技術研究の過程で発生することもあります。また、事業だけでなく一般家庭の中でも、天ぷらや揚げ物を作ることで廃油は多く発生しています。

正しい処理方法を把握しよう

産業廃棄物の一つである廃油は、正しい方法で処理しなければ法律によって厳罰に処されます。燃焼性があることから危険性を孕み、環境破壊にもつながる恐れがあるので、法に則した方法で処理しましょう。専門業者に委託すれば処理自体は行ってもらえますが、正しい方法で業者が処理しているか確認しなければならないため、知識として頭に入れておくと良いでしょう。廃油の不法投棄を防ぐためにも、業者に依頼する際には、どのような方法で処理を行うのか確認しておくと安心です。

リサイクルをすればエコに繋がる

不純物を取り除くことで廃油自体を再利用することもできますが、新たに製品を作り出すこともできます。特に有名なのは石けんで、廃油石けんを近くの販売店で見かけたり、実際に使ったことがあるという人も少なくないでしょう。廃油石けんは製品としても販売されていますが、専用キットを使えば自宅でも簡単に作れます。油汚れに強く洗濯にも適しているので、生活のあらゆる面で活躍してくれるでしょう。このように、廃油は処分するよりも再利用して役立てることで、エコに繋がります。

廃油にも使い道がある

事業活動の中で発生した廃油は、三つの方法でリサイクルすることが可能です。一つ目は、石鹸に作り替える方法で、廃油から不純物を取り除いできれいな状態にした後、加熱処理を施すことによって石鹸の原料を生成します。二つ目は、燃料として再利用する方法で、廃油に含まれる水分を飛ばして不純物を取り除くことで、再生油として生まれ変わります。三つ目は、バイオディーゼルとして再利用する方法ですが、廃油のままでは粘度が高く利用しづらいため、化学薬品を加えるなどの処理が施されます。

処理を代行業者に依頼する際の流れ

信頼できる業者を探す

産業廃棄物の処理には、法で定められた資格が必要です。まずはインターネットで廃油処理専門の業者を検索して、信頼のおける業者であるかを確認しましょう。どの業者も、ホームページに危険物取り扱いなどの資格を取得していることを明記しています。必要資格の有無を確認してから依頼しましょう。

廃油の成分分析を依頼する

信頼のできる業者を見つけることができたら、すぐに処理依頼はせずに、まずは廃油の成分分析を依頼します。この成分分析によって、自社の廃油が業者で処理できるものであるか、どのような方法で処理されるのかなどといったことが判明します。疑問や不安点などは、この時点で全て解消しておくと良いでしょう。

見積もりを取って正式契約

成分分析の結果報告を受けたら、見積もりを取りましょう。リサイクルするのか処分だけをお願いするのかなど、成分結果と照らし合わせて廃油の処理方法を業者に相談します。希望がかなわなければ他の業者に改めて依頼することも可能なので、必ず処理方法や費用に納得した上で正式契約を結びましょう。

期日に廃油を収集してもらう

事前に業者と打ち合わせして、廃油の回収期日を決めておきます。持ち込みをしなくても希望の日取りを伝えておけば、その日に業者が回収に来てくれるでしょう。廃油は可燃性のあるものなので、社外に持ち出す際には注意が必要です。廃油を入れる専用容器を貸し出している業者もあるので、回収方法はあらかじめ確認しておいて下さい。

希望の方法で処理してもらう

回収後は、正式契約を結んだ際に業者に伝えた方法で処理してもらえます。業者に廃油を引き渡せばこれ以上自社で行うことはありませんが、処理が終了したら報告書が届くので、目を通しておきましょう。リサイクルを依頼した場合は再生油が届けられるので、受け取りの期日を確認しておくことも大切です。

使える廃油と使えない廃油を比較

簡単処理で再生油に生まれ変わる

廃油は種類によって処理方法が異なります。食用油のように劣化の進んだ油であれば、劣化成分や不純物を取り除くという簡単な方法で再び油として利用することが可能です。廃油の中でも最も処理が簡単な方法になります。また、石けんやキャンドルを作るなど用途の幅が広いのも特徴です。

特殊加工が必要な廃油

鉱油系の油は、特殊な処理を施さなければ再利用することは難しいといえます。水分を取り除いた上で、混合物を取り除くなど特殊な加工が必要となりますが、再生重油として再利用することはできます。処理の難しい廃油は、特殊加工の行える専門の業者に相談しましょう。